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桜の季節

先日、猫トモさんからお花見に誘われてちょっと驚きました。


この辺って3月にお花見するんだ!


笑。
「まだ少し早いかも~」とは言われましたが、地元の方だと桜といえばゴールデンウィークなので軽くカルチャーショックですよ。


2013年のあの日から、もう3回目の春が来る。

岩手の3月なんてまだまだ冬みたいなもので、そこにほんの2~3パーセントくらいの春の匂いが混じり始める頃。
ほんの少しの希望と、それを試すみたいな冷たい風。

2013年の3月は、ちょうどそんな空気の中で震えてた。忘れられない3月5日。エアの病名が正式に診断されて、余命宣告された日。
もともとこの季節になると良くも悪くも色々な想いに押しつぶされそうになるのだけど、この思い出が追加されてからはますます、私の心は千々に乱れてしまうよ。

毎週治療に通った道。
朝イチでエアを病院に送り届けて、夕方5時に迎えに行く。1日がかりの点滴を頑張ったエアのために、部屋をぴかぴかに掃除して、エアの好きなプリンやケーキ、ササミを準備して待つ土曜日。
やることが全部済んでしまって、ひたすらお迎えの時間を待つ時間。
傍らに座るハルの背中を撫でながら、いつかこんな風にハルとふたりきりになってしまう日が来るんだ……と考えては馬鹿みたいに首を振って、絶望的な未来を一生懸命打ち消してた。
やっと夕方が来て、エアを迎えに家を飛び出す。病院までの徒歩30分の道のり。
エアが一緒の時は、エアが風邪を引かないように、お外嫌いのエアが少しでも怖い思いを減らせるようにタクシーを使っていたから、一人の時は節約のためひたすら徒歩。
桜並木の川沿いの道をひたすら歩く。下ばかり見て歩く朝の病院からの帰り道と違って、顔を上げる余裕のできる夕暮れの道。
桜のつぼみが少しずつ膨らんで、満開になって、散っていく様を眺めながら歩いた。
やっと会える、エアに会える。ハルとふたりきりという「非日常」から日常に還る時間。この時ばかりは明日のことなんか頭になくて、ただひたすら、今、エアを抱きしめることしか考えてなかった。幸せな時間だった。
エアと一緒に家に帰って、グルグル爆音で喉を鳴らしながら大好きなプリンを食べるエアを眺めて、やっと私の週末が始まる。
そう遠くない未来を見ないフリしながら、すっかり日常になってしまったそんな週末が、ずっと続くような、気がしてたんだけどなぁ・・・。

物理的に離れてしまえば少しは気も楽になると思ったけど、春の気配が近づいてくると、結局どこにいても同じだね。
3.11を受けて堤防を増強するとかで、あの桜並木も近々なくなってしまうらしい。
それでもあの景色や匂いや、あの時感じた気持ちは、一生私の中に春の思い出として残っていくんだろうな。
だけど、エアのことを忘れてしまうくらいなら、ずっと苦しいままでいいとも思ってる。

桜は未だに大好きなんだけどね。
楽しい思い出もたくさんあるから。

今年も一緒に桜を見ようね、エア。

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今はきっとこんな顔で私とハルを見てる。


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大好き。



MIO
Air, Hal
xxx
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